【小仏】柘植興福寺形阿修羅像 金泥仕様

S-ASRKBJ

16,000円(税込17,600円)

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阿修羅(あしゅら)

インドの鬼神の一種。サンスクリット語、パーリ語のアスラasuraの音写語で、修羅と略称されます。語源からすれば、sとhの交代により、古代ペルシア語のアフラahuraと関係があります。しかし、古代ペルシアではアフラは善神とみなされ、悪神ダエーバdavaに対立すると考えられているが、インドではアスラを神にあらざる者、つまり非天と解釈した結果、その関係が逆になり、善神デーバdevaに敵対する悪神をよぶことばとなっています。そして善神と悪神との戦闘は、インドの大叙事詩『マハーバーラタ』にみえ、ビシュヌ神の円盤に切られて大量の血を吐きながら、刀、槍、棍棒で打ちのめされたアスラたちが戦場に横臥し、血に染まった彼らの肢体が、褐色の岩の頂のように累々と横たわっているようすが描かれています。ほぼ同様の叙述は、仏典にも所々に言及され、これらを通じてわが国の文学にも伝えられました。それで血なまぐさい戦闘の行われる場所を「修羅場」といいます。またこのような阿修羅に生まれ変わることは、地獄に生まれること、畜生界に入ること、つまり動物になること、餓鬼すなわち亡者となることとともに、四つの悪処、悪趣に数えられます。すなわち、人が死後受けるところの不幸な運命の一つと考えられています。
仏教が成立していくうえで阿修羅も古代インドの神々と同様に仏教に帰依し、仏教に敵対するものを退散させるという守護神になり、仏教を守るという新しい役割を担います。妙法院・三十三間堂の阿修羅像のように、外敵を威嚇するかのように怒りの形相をしている、これが守護神としての普通の阿修羅の表現です。
なお、奈良・興福寺蔵の阿修羅像(国宝)は三面六臂で、巧妙な手の配置、愁いを含む表情で表される天平彫刻の名作です。


材質:柘植(つげ) 台座(檀材)
サイズ:総丈10.3cm×幅5.6cm×奥行3.5cm   
仕上げ:金泥仕様  
製作:中国
備考:
・職人・仏師の手作業にて仕上げております。一体ごとに木目や色味等が若干異なる場合がございます。
・写真は入荷商品の中から無作為に選んだ実際の商品です。
・実際の商品と掲載写真では色味が異なって見えることがございます。
・万が一在庫切れの場合は、メールにて納品予定日をお知らせいたします。
以上予めご了承下さい。



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